経営難に陥っているアメリカのインターネットサービス大手「ヤフー」は、共同創業者のジェリー・ヤン氏が取締役を辞任したと発表しました。
ヤフーの発表によりますと、ジェリー・ヤン氏は17日付けで取締役を辞任、提携先である日本のヤフーなどの取締役も辞任しました。
台湾出身のヤン氏は1995年、友人とヤフーを設立。インターネットの急速な普及に伴ってヤフーを世界有数のIT企業に育てましたが、グーグルの台頭などで業績が悪化し、2009年にはCEO=最高経営責任者を辞任していました。
現在、ヤフーは身売りなどを模索しているとみられますが、これに強く抵抗していたとされるヤン氏が退任したことで、交渉が加速する可能性もあります。(18日13:28)