本日は前場に引き続き建設株祭りでした。
全市場値上がり率ランキング上位10傑見たら、9銘柄が建設株という始末。
東証一部だけで見ても、上位10傑中9銘柄が建設株です。
首都高速改修1兆円のニュースから橋梁株が活気づき、続いて道路株が活況を呈しましたが、その流れから低位建設株を中心に資金を集めたってところでしょうか。
全般に主力銘柄が手掛け辛い地合いも、こうした建設株人気を後押しした側面もあるでしょうね。
二番手ならびに三番手銘柄まで物色の勢いが波及するか注目したいところ。
橋梁 道路 建設 ときて次は?
某掲示板から銘柄参考にさせてもらう情報があったので四季報内容を紹介。
1716/JQ 第一カッター興業 616+76
○特色 ダイヤモンド使用のコンクリート構造物切断、穿孔工事が主力。水圧のウォータージェットも
【戻り途上】がれき撤去など上期の復旧需要寄与小も、下期に耐震免震関係など復興需要貢献。切断・穿孔工事が道路、橋梁補修など向上。ビルメンテは顧客開拓で小幅黒字化。受注単価低下こなし営業益反転増。
【組 織】11月に床研磨工事の部署設置し本格育成。定款変更し古物商参入も事業内容吟味中。北京の橋梁・港湾関係の合弁工事会社は時期など見直しで設立を凍結。
9797/T 大日本コンサルタント 293+52
○特色 橋梁・道路に強み、中堅建設コンサル。官公庁取引多く収益計上は期終盤集中。札幌の同業と提携
【回 復】期首受注残は微増の45億円。期中受注も道路、橋梁分野で増勢。復興案件が上乗せ。海外も橋梁など堅調。原価の約3割占める外注費抑制し、営業益黒字化。資産除去債務特損消える。6円復元配。
【強 化】東海・東南海向けに津波に強い橋梁設計に注力、避難経路など街づくり案件にもつなげる。工場の耐震診断など民間市場開拓。投資抑制、長期借り入れ返済へ。
これら銘柄はマイナー色強く認知度が低かったが、今日初動って感じで動き始めた感じか。
四季報内容見る限りでは、橋梁・道路補修に絡み、テーマに整合する銘柄ではあると思う。
今日後場は張り付きでザラ場に取引なかった三井住建道路でさえ、初動っぽいのは昨日でした。
三井住建道路は高速道路の補修実績があり、動くまでの時差があったことさえ驚きでした。
本日は450万株を超す成り行き買い注文残して終了してますね。
そういう観点から見たら佐藤渡辺(1807)の明日以降の値動きも気になります。
渡辺組と佐藤道路が合併した会社で、名前からは分かりにくいですが舗装工事が売り上げの7割を占める会社なんですけどね。
連結PERも10倍以下でテーマにも沿ってるし、なにせ急騰したとはいえ株価がまだ141円と低い。
いずれにしてもこれらの橋梁関連は思惑先行で動いているので、事実がはっきりしたらそれまでって感じもしますね。
今週は他に大きな話題もないとしたら、これら関連の循環物色となるんでしょうか?