オリンパス・・歴代監査役5人、83億円の損害与える

arama-さん

 巨額の損失隠しの問題で、オリンパスは外部の弁護士が行った社内調査による報告書を公表し、歴代5人の監査役が会社に対し、83億円の損害を与えた責任があると発表しました。オリンパスは、17日午後にも歴代監査役を提訴するとしています。

 オリンパスの報告書によりますと、1990年代に経理部長だった太田稔・元監査役に対して「損失を認識していた責任は免れない」としたほか、今井忠雄・現監査役ら社外監査役を含む4人に対しても「取締役の違反行為を見過ごした」として、あわせて83億円の損害を与えたと発表しました。

 一方、オリンパスの監査を行ったあずさ監査法人と新日本監査法人に対しては「注意義務違反は認められない」としています。

 オリンパスは5人の歴代監査役を17日午後にも提訴するとしていて、高山社長が18日に会見を開き、経緯の説明を行うとしています。(17日11:40)

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