iricoさんのブログ
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消耗戦
牛丼チェーンの値下げを見て改めて思うのだが、
商品を値下げするとそれだけ収益・利益は減ることになる。
利益を維持、もしくは増加させるには
たくさん売るか、コストを削減することになる。
たくさん売れれば良いが、そうでない場合はコストの徹底的な削減
を強いられることとなる。
いわゆる原価低減(原低:ゲンテイ)だ。
製品の場合は、無理な原低を行うと、市場での不具合発生などに
つながる場合がある。その場合、無償修理・交換となり損益が
またもや悪化する方向になる。
悪化したから、改善のために原低を行って・・・
という負のスパイラルにはまりこむ。
そして、ついにどうしようもなく、人件費を削るということになり
世間でいうところのリストラが始まる。
他の会社も同様の道を進むと、どんどん雇用が削減され、経済が悪化していく。
と考えると値下げ競争は本当に消耗戦だと感じる。
物には妥当な価格があると思う。
それを超えて安くするのは経済にとっては悪影響だと考える。
とはいえ、コンペティターがある場合、安くしないと生き残れないのだろう。
オンリーワンの商品であったり、技術を保有したいものである。
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