高松港
さて今朝の同番組、ゲストが脚本家の山田太一氏。
TVドラマ一般にほとんど関心のない私は、当然同氏が手掛けた作品も視たことはない。ただ高名な書き手なのでエッセイを少し読んだことがあるという程度の予備知識で、画面の向こうで喋る同氏を視始めて、驚いた。
話す内容に見識が感じられるのはまあ当然と言えば当然ながら、彼の眼差しが実にさわやかに澄んでいて、若やぎ、そして温かいのである。偶々番組途中からであったため時間にしてほんの数分のことだったが、深い思想性・高い精神性の発露であろう眼差しは,私に鮮烈な印象を残した。
私が77歳になった時、願わくば力なく虚ろに淀んだ瞳ではなく、彼に少しでも近い瞳の輝き・深さでありたいと強く思ったひとときだった。