「鳥居のそばには、さまざまな味がある」と、全国63の神社と周辺の“オツな味”を紹介した参道グルメガイド。神社界の週刊新聞「神社新報」記者の連載から厳選している。
登場するのは、餅や団子、饅頭など和菓子、そばなど麺類が多いが、茨城・鹿島神宮の鯰料理、愛知・熱田神宮のひつまぶし、京都・伏見稲荷大社の雀の姿焼き、高知・高知大神宮の鰹の塩たたき、沖縄・普天満宮のタコライス…なども。
各神社の由緒や店舗情報のほか、神々からの「賜(たぶ)り物(もの)」が「食べ物」の語源-や、三重・伊勢の神宮の「赤福餅」は参拝者の心のありよう「赤心慶福」から命名-などうんちくもたっぷり。知的好奇心と食欲をそそる。