米大統領、6機関統合の再編計画を提案

arama-さん

 大統領選に向け政府の赤字削減に取り組むアメリカのオバマ大統領は、商務省など6つの政府機関を1つに統合する大規模な政府再編計画を提案しました。

 「6つの政府機関を1つに統合する。ウェブサイトも、電話番号も、目標も1つになる。アメリカのビジネスの成功に役立つだろう。壮大なアイデアだ」(アメリカ オバマ大統領)

 オバマ大統領が発表した政府再編計画は商務省、中小企業局、通商代表部(USTR)など貿易や商業に関わる6つの政府機関を統合し、財政赤字の削減を図るものです。具体的には1000人以上の政府職員のリストラと、今後10年でおよそ30億ドルの歳出削減が見込めるとしており、国民が求める行政の効率化と輸出拡大へ向けた体制作りの一石二鳥が得られるとアピールしています。

 ただ、オバマ大統領がこの再編計画を実現するためには議会からの承認が必要で、11月の大統領選へ向け対決姿勢を強める野党・共和党が、これをすんなり了承するかどうかは不透明です。

 オバマ大統領は新年になって国防費削減計画、そして今回の政府再編計画と、相次いで財政赤字削減策を発表。共和党との対立軸を作ることで、抵抗ばかりする野党とのイメージを浮き彫りにし、国民の支持拡大を図る構えです。(14日07:39)

 
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