中国、去年の消費者物価5.4%上昇

arama-さん
 中国国家統計局が発表した去年の消費者物価は、2010年に比べ5.4%上昇しました。中国政府の「4%以内」という目標を大きく上回り、経済発展とともに、物価高の傾向が今も続いていることを示しています。

 一方、同時に発表された12月の消費者物価指数は4.1%の上昇と、去年4月から7月にかけての高い水準に比べ、やや落ち着きがみられます。

 中国政府はここ数年、インフレ抑制のため、金融引き締め策を取ってきたため、その効果が出てきたものとみられます。

 しかし、12月には中央銀行「中国人民銀行」が預金準備率を引き下げ、中国共産党が示す経済政策の最重要課題も「物価抑制」から「景気対策」に転じるなど、中国経済は難しい局面に差し掛かっているとの見方も出ています。(12日16:18)
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