ヨーロッパ債務危機への懸念からユーロの下落が続く中、ドイツとフランスの首脳が会談し、財政規律強化のための新しい協定を３月に締結する方針を示しました。
ドイツのメルケル首相とフランス・サルコジ大統領は今年初めての会談で、債務危機を払拭するためにはヨーロッパの経済成長が欠かせないとした上で、去年、ＥＵ首脳会議で合意した財政規律を強化するための新協定を３月１日に締結する方針を示しました。
一方、ロンドンの外国為替市場では１ユーロ＝９７円台後半から９８円台前半で取引されています。今月はイタリアやスペインなどの国債入札が相次ぎ、波乱要因にもなりかねないことから、今後もユーロの売り圧力は続くとみられます。（09日23:32）
