外国為替市場でユーロの下落に歯止めがかかりません。
週明け9日のシドニー市場では、ヨーロッパの債務危機がさらに深刻化するのではないかとの不安が根強く、ユーロを手放して円を買う動きが広がりました。このため、ユーロは一時1ユーロ=97円28銭まで下落。先週末につけたおよそ11年ぶりの円高ユーロ安水準を再び更新しました。
9日にはドイツで独仏首脳会談が行われる予定ですが、市場では、最上位の格付けを持つフランス国債の格下げへの懸念も根強く、ユーロへの売り圧力はしばらく続くとの見方が強まっています。
(09日11:08)