野田総理が視察のために福島県を訪れ、佐藤知事と会談したほか、福島県の再生に向け検討している特別措置法の概要を地元の協議会に説明しました。
福島県を訪れた野田総理は午前中、大震災で被災した南相馬市を視察した後、県庁で佐藤知事と会談しました。この中で、総理は「除染・賠償・住民の健康管理を3本の柱に取り組む」と話しました。これに対し、佐藤知事は多くの県民が県内外で避難生活を送っている現状を訴えました。
この後、総理は原子力災害からの復興について話し合う地元の協議会に初めて出席しました。
「(県民に)安心してお戻りいただくため、さまざまな課題に逃げることなく、国が最後の最後まで責任を持って取り組む覚悟」(野田佳彦総理大臣)
総理は、現在、政府が検討している福島の再生に向けた特別措置法の概要を説明し、福島の復興に政府として全力を注ぐことを約束しました。(08日17:19)