オリンパス元社長、経営復帰を“断念” //益々不安増大

arama-さん
 オリンパスの損失隠し事件で、疑惑を指摘して解任されたマイケル・ウッドフォード元社長が声明を出し、社長復帰を事実上断念することを明らかにしました。

 声明の中でウッドフォード元社長は、一連の騒動によって妻が精神的に追い詰められており、「これ以上、苦痛を与えることはできない」として、自らの経営復帰を目指して計画していた委任状争奪戦から撤退すると発表しました。また、日本国内の大株主の支持が一切得られなかったため、「たとえ委任状争奪戦で勝利しても決定的な対立を招く」ことも撤退の理由に挙げています。

 一方で、こうした大株主の姿勢が「汚染された経営陣の続投を事実上黙認し続けている」と批判、株の持ち合い制度が企業ガバナンスを骨抜きにしていると指摘しました。

ウッドフォード元社長はきょう午後、都内で会見を開く予定です。(06日09:44)
arama-さんのブログ一覧