節目をまえに足踏み

 NYはお休みだが、日経平均は鬼の居ぬ間にということなのか、122円高の13757円。とはいえ、戻り高値の13889のすぐ手前13853まで高値があったものの、わずかに届かず。転換線、基準線は超えているので、日足では一応戻り歩調だが、この水準は日足の遅行線がローソク足とぶつかるところで、かなりの抵抗がある様子だ。
 週足ではまだ転換線の下で、自律反発の域をでない。月足では、下げてきてようやく雲の上でとまり、遅行線が雲の中で転換線のところまでなんとかもどしてきているにすぎない。月足が転換線からここまで下に落ちてしまったのは、2003年6月に上昇が始まっていらい初めてで、これまでの上昇波はいったん終わっているように思われる。だが月足でみても、先月、今月と長い下髭をだしているので、昨年7月以来の長期の下げトレンドがこの雲の水準でいったんさげどまる気配はある。ちなみにTOPIXの月足はもう少し厳しく、まだ雲の中で上限線まで戻せるかどうか格闘している水準だ。
 下げ止まりの兆候とはいえ、やはりアメリカのいろいろな経済指標が控えているから、日足で戻り高値を超すてゆく元気はまだなく、あげに迷いがあるのではないか。
 為替が再び少し円高方向へふれており、基準線107.67をめぐる攻防となっている。日足RCIが天井に近付きつつあり、MACDの勢いも少し衰えてきており、もうすこし円安があっても、そのへんで、あげどまっていくのではないか。週足も月足もまだどうも本格的に円安に流れがかわる気配はないように思う。
 個別の株ではトヨタなんかは、週足でも基準線を超えて戻してきている。このあたりは週足の遅行線がローソク足にぶつかるので、もたもたしそうだし、月足の転換線がちょうと今日の高値近辺なので、抵抗帯になっているようだが、ここを抜けると、上への勢いがつくかもしれない。もっとも為替が落ち着いていての話だが・・・
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