システム停止、再発防止策の報告を指示

[arama-さん]

　原発事故に備えるためのシステムが丸一日停止した問題で、原子力安全・保安院はシステムを管理する原子力安全基盤機構に対し、原因を調査した上で１１日までに再発防止策を報告するよう指示しました。

　この問題は、国内全ての原発から原子炉の中の温度や水位などのデータを集め、事故が起きた際には放射性物質の放出量などを予測する「緊急時対策支援システム」が去年の１２月３０日昼過ぎからほぼ丸一日停止し、その間、原子炉の状況が把握できていなかったものです。

　これを受け、原子力安全・保安院は４日、システムを管理する原子力安全基盤機構に対し、原因究明を速やかに行うとともに、今月１１日までに再発防止策を報告するよう指示しました。（05日00:10）