今のところ日本に飛び火する気配はありませんが、今話題になっている消費税増税議論の方向によっては、将来的な国家財政建て直しの展望が見えないとして、日本国債の価格が下落する危険があると感じています。
世界3位のGDP規模を持つ国の信用が揺らいでパニックが起きたとき、いったいどのような世界情勢になってしまうのか、、、
そしてそのとき、日本にいながらどうやって資産を守るのか、、、
絶対に起こってほしくないことですが、現実になってしまったらどうするのか、事前に出来ることはないのかを考えることも、相場の世界で生き残ってゆくために必要だと思います。
しかしこの問題を正確に分析して対処法を提言している専門家は、少ないのではないかと思います。
よく言われる日本国債デフォルトで円が大暴落論は、日本からの一方的な視点であって、これほどのショックが起きたときに諸外国の経済が無事なわけはないはずです。
そうすると外貨で資産保有しているからといって安心にはなりませんし、外国の銀行に口座を持ちましょうという提言も、世界経済がパニックになったときに果たして外国の金融機関が自国民でない人間の資産を責任もって守るかというと非常に疑問です。
しかも国の信用が揺らぐことは、貨幣への信用が揺らぐことにつながる可能性が高いので、現金や預金で資産を持っていることが一番のリスクになる危険もあり、従来のリスク管理方法がまったく役に立たない可能性があります。
ああ...こう考えると全く打つ手なしのように感じてしまいます。
何かいい方法考えている方がいましたら、ぜひ教えていただけないでしょうか。