この一年は激動の一年でしたね。
3月の震災に始まり、その後の放射能汚染と復旧作業。
世界に目を向ければ欧州危機、中国不動産価格の下落、北朝鮮指導者、金正日氏の死去。
世界情勢も目まぐるしく変わっている
ただし、暗い話題ばかりでもなく、良いニュースも出てきています。
例えば、私は米国市場を中期的には楽観的(ノンキ?)に眺めている。
他の市場と比べ、ダウなどの米国株価指数は比較的しっかりしているのだ。
私はチャーティストではないので、
グラフの形が良いから買いだと言っているわけではありません。
米国株好調の根拠は、米国企業の回復だ。
米国企業のROEが2009年末頃から回復基調にあり、
これが株価に現れているのです。
(もちろん、この回復の背景にはドル安や米政府の景気支援策があるわけだが)
さて、現時点でどれぐらい米国市場が好調かを見てみよう。
NYダウと他の株価指数との比較チャートは載せた図をご参照。
念のため、為替の変動も考慮に入れると、
それぞれ円に対してこの1年で
・ドル:約5.5%ダウン
・人民元:約1%ダウン
・ユーロ:約7%ダウン
よって、為替変動を入れても、NYダウは他市場より10%ほど上回っています。
問題は、米国が少しづつ世界経済をひっぱれるのか、
欧州やその他問題により、米国が足を引っ張られるかだろう。
来年はどんな年になるだろうか?
先を読みすぎても徒労に終わる事は理解しているので(理解しているつもり!)、
ゆったりと構えつつ、1年を締めくくりたい。
では皆さん、良いお年を!