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イタリア国債入札、利回り依然高水準
イタリア政府は29日、年内最後の国債入札を行いましたが、落札利回りは「危険水域」とされる7%近くにとどまり、依然高い水準が続いています。モンティ首相は「市場の混乱は終わっていない」と述べ、改めて財政再建の必要性を強調しました。
イタリア政府は29日、10年物国債などの入札を行い、ほぼ予定通りの70億ユーロ=7000億円を調達しました。落札利回りは6.98%と、先月よりおよそ0.5ポイント下がりましたが、依然、「危険水域」とされる7%近くで高止まりしています。
モンティ首相は年内最後の会見で、国債入札の結果に勇気づけられるとしたものの、「市場の混乱はまだ終わっていない」と述べるなど、財政再建の必要性を強調しました。
モンティ政権が打ち出した330億ユーロ=およそ3兆3000億円の財政再建策は先週、議会で承認されていますが、来年は、大量のイタリア国債が返済期限を迎えることから、資金繰りが悪化しかねないとの見方もあり、年明けも緊張した状態が続きそうです。(30日00:15)
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