薬師寺でお身ぬぐい「来年は穏やかな1年に」 奈良

AAI Fundさん
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奈良市の薬師寺で29日、年の瀬恒例の「お身ぬぐい」が行われ、訪れた参拝者約350人が見守る中、金堂に安置されている薬師三尊像(国宝)などが清められた。

 この日午後、山田法胤(ほういん)管主らが法要を営み、僧侶と奉仕の学生ら約70人がもち米のとぎ汁でしぼった「浄布(じょうふ)」を手に、はしごを使って本尊の薬師如来坐像と両脇の日光、月光(がっこう)両菩薩立像を丁寧に磨いた。

 仙台市太白区から訪れた会社員の高梨政宏さん(60)は「今年は東日本大震災があったが、昨年に続いて来ることができたのは薬師如来さまに守っていただいたのかなとご縁を感じる。来年は穏やかな1年になるようお祈りした」と話していた。
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