28日の外国為替市場は、ヨーロッパ債務危機の深刻化への懸念などから円高・ユーロ安が進み、一時1ユーロ=100円74銭と、対円としてはおよそ10年半ぶりの安値を記録しました。
28日の外国為替市場は、先行きが見えないヨーロッパ危機への懸念や、ECB=ヨーロッパ中央銀行がユーロの供給量を大幅に増やしたことが28日発表されたデータで改めて明らかになったことで、円高・ユーロ安が進みました。
また、年末の決済に向けて企業から大口のドル買いユーロ売りがあった影響で、ユーロは対円でも売りが膨らんで相場を押し下げ、日本時間の午前2時ごろ1ユーロ=100円74銭まで急落。2001年6月以来、およそ10年半ぶりの安値となりました。
市場関係者は、「年末で取引が少ない分、相場が動きやすい。100円を切ることもあるのではないか」と話しています。また、ユーロは対ドルでも一時およそ11か月ぶりの安値を記録しました。
(29日04:52)