アース製薬は、入浴剤の製造・販売大手「バスクリン」を買収し、子会社化すると発表しました。
発表によりますと、アース製薬は、投資ファンドワイズパートナーズが保有するバスクリンの発行済み株式80.7%を、来年2月末に買い取ります。買収額はおよそ150億円で、さらに、バスクリンの役員などが保有するおよそ16%の株式についても取得を目指し、バスクリンを子会社化します。
アース製薬は、「バスロマン」などのブランドで入浴剤を販売していて、今回の買収によって市場シェアはおよそ40%に達し、花王(約30%)を抜き首位にたつ見込みです。
アース製薬では、主力の夏場中心の殺虫剤に加えて冬に需要が高まる入浴剤のシェアを拡大することで、年間を通じた成長につなげたいと説明しています。一方、バスクリンは、2008年に親会社だった「ツムラ」から経営陣による自社買収によって独立しています。(27日19:42)