環境省は放射性物質に汚染されたコンクリートなどの災害がれきについて、道路などの建設資材として再利用するための基準をまとめました。
環境省は25日、専門家による会議を開き、放射性物質に汚染されたコンクリートなどの災害がれきについて、道路や鉄道、防潮堤の建設資材として再利用するための基準を示しました。年間の追加被ばく線量を10マイクロシーベルト以下に抑えるため、放射性セシウムが1キロあたり3000ベクレル以下の場合は表面から30センチ以上深く埋めれば資材として利用できるとしています。対象となるのは主に福島県内の災害がれきで、再利用は県内に限られています。
また、環境省は放射性物質に汚染された廃棄物などの保管方法についてガイドラインを作成しました。雨水が侵入しないようにシートで覆うなどのやり方が示されています.