浅田真央選手が逆転優勝

arama-さん
フィギュアスケートの全日本選手権は女子フリーの演技が行われ、浅田真央選手がショートプログラム2位からの逆転で優勝を果たしました。

 0.16点差を追って、まずはショート2位・浅田選手がリンクへ。トリプルアクセルは解禁するのでしょうか。最初のジャンプはダブルアクセルに変更。それでも慌てず、落ち着いたまま演技を続けます。ショート同様、力強く前を向き続ける浅田選手。最後のジャンプはやや態勢を崩しましたが、今持てる力を振り絞ってフィニッシュ。すべてを出し切り、柔らかい表情に戻った浅田選手に会場からあたたかい拍手が送られました。得点は118.67、ショートと合わせて184.07。この時点で鈴木明子選手を抜き、トップに立ちます。

 「アクセルループが悔しい。最後、跳べたのに」(浅田真央選手)

 最終演技はショートトップの村上選手。シニア挑戦2年目の17歳。しかし、狙うは初の女王の座です。最初のジャンプは決めますが、続くジャンプは村上選手が苦手とするループ・・・抜けてしまい、シングルループとなってしまいます。それでも、同じジャンプにもう一度挑戦。苦戦し続けていたジャンプを本番でしっかりリベンジ。さあ、ここから・・・そう思った矢先、シューズの刃が引っかかり転倒。初めて見えた女王の座がプレッシャーとなったのでしょうか、順位は3位。この瞬間、浅田真央選手の2年ぶり5回目の全日本制覇が決まりました。

 「なんか、つまずいちゃいました。『自由に楽しく、思い切り滑ってきます』って言って滑ったんですけど、本当に自由になっちゃったのでダメだったかなと思うんですけど。目標が表彰台だったので、目標が達成できたのでよかったです」(村上佳菜子選手)

 「いつもとは気持ちも違いましたし、普通の状態ではなかったですけど、試合に集中して(自分を)信じてやりました。2011年を優勝という形で締めくくることができて今はすごくうれしいです」(浅田真央選手)

 悲しみに向き合い、強くなった姿を見せた浅田真央選手。5度目の優勝とともに、世界選手権出場権をつかみました。

Q.お母さんにどのような報告を?
 「今回も本当に一番近くにいるような感じがしたので、何も報告しなくてもわかっていると思います」(浅田真央選手)
(26日02:15)
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