siozukeeeeeeさんのブログ
宿り始める株式神話 ~ 配当や優待以外のもう一つの利回り
最近の株式相場を見ていますと、株主優待銘柄が非常に堅調であります。
優待を実施することは、株主にとっても企業の事業にとっても大きなメリットがあります。
企業収益を配当で全て還元しようとすると、法人税・所得税と二重に個人投資家に分配される前に利益を公務員天国への税金として搾取されますから、費用計上できる株主優待は企業の所有者である株主にとってはメリットがあります。
※IR費用と考えれば広告宣伝費だし、株主総会費用などの決算関係費と考えれば営業外費用だと思います。
また外食店などでは、店員の手があく時間帯に利用してもらえれば、実質材料費のみで高額な優待を実施することも可能であり、それをきっかけに株主が顧客となる事例も多いことから、強力なシナジー効果が発揮される広告手段として一般的には認知されております。
このことから投資家にとって株主優待は、配当に比べ業績に比較的左右されずに実施されるものというイメージあるように思います。
実際問題、配当は実施する余力が無くても優待は実施という企業はたくさんあります。
私はその企業努力を、大変すばらしいことだと考えております。
株価で見てみますと、例えば私が先日買ったコロワイドなどは、現在3月末の権利確定に向けてまっしぐらに上昇を続けております。
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7616.T&ct=z&t=6m&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v
また12月の権利確定銘柄の代表格である日本マクドナルドホールディングスなどは、現在年初来高値更新中であります。
また同様に12月権利確定の私の注目銘柄「2402 アマナホールディングス」(http://amana.jp/)なども、年初来高値更新中でありますが、ここで5年という少々長期のチャートを見ていただきたいのであります。
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2702.Q&ct=z&t=6m&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v
5年前から見てみますと、1000円を越える株価から、2期連続最終大赤字決算を出しまして、株価は急降下したわけでありますが、株主数の推移で言いますと、実は2008年末辺りから急増しているのであります。
株価で言えば300円近辺でこの株を購入した人が、数千人いるわけであります。
これらの人にとっては、株式を長期保有することで、実はキャピタルゲインも発生しているわけであります。
日本の高度成長期における株式の配当利回りは、銀行金利より低かったのであります。
なぜそこまで株式が買われていたかと言えば、配当利回りより株価の上昇からくる含み資産の利回りに大きな価値があったからであります。
バブル崩壊後はそのような価値観は崩壊し、株は長期で持てば持つほど損をするものという考えが一般的になりましたが、しかしここに来て株を保有することで含み資産の利回りが発生している方が、実際問題随所に出てきているのであります。
その多くが株主優待銘柄の株主であります。
最近の株主優待銘柄の堅調さは、実はこの宿り始めた株式神話が原因なのでないかと、私は考えているのであります。
さて、今日は職場の掃除をしましたので帰りが遅くなりまして、帰宅後の睡眠が思った以上に深いものでしたので、起きるのが遅くなり、夕食後にジョギングを1時間ほどいたしました。
それから株式関係の書類を見ていったのであります。
先日大きな利益をくれたクロニクルでありますが、私はまだ株式を一部保有しております。
事業においては、ウェブの世界で勢力をつけるフリー(無料)化の前に、出会い系サイト・ピュアアイの苦戦が目に付くのであります。
SNSが無料で出来る実質出会い系サイトとなっている中で、有料出会い系サイトのビジネスモデルは維持できるのか、私は少々危惧しているのであります。
他、ACホールディングス、YAMATOからも事業報告書が来ておりますが、こちらも業績においては少々残念なので、コメントは控えたいと思います。
で、私の注目銘柄「2402 アマナホールディングス」(http://amana.jp/)への提言なのですが、多分大丈夫だとは思いますが、御社のIR部はIR研究のために、上場企業の株式は最低限1単元株は一通り所有し、その報告書等はきちんと研究・確認等はされていますでしょうか?
当然やっていますよね?
今日来ていた報告書の中で、ネクシーズからのものはなかなか秀逸でありまして、業績も売上は減少したものの利益はバッチリと出るようになってまして、その中身も、報告を見ていましたら、これならば確かに好業績も納得できる!と思えるものだったのであります。
これ見てみてくださいよ。
旅色
「無料」で本格的な旅行雑誌が読めてしまうんです。
そして株主優待が、なんとこの雑誌と提携する旅館の割引案内なのです。
すばらしいでしょ!
これぞシナジー全開の株主優待なのであります!
広告をしっかりとっているから出来ることでありますが、アマナHDの雑誌事業もぜひこの方向性で攻めてもらいたいものであります。
ウェブ2.0のマイクロストックで敗れ、フリー化で敗れることのないように!
そのためにも広告収入獲得への本格的な事業展開を、私は強く提案するのであります。
広告を取れない企業は滅びる!
こういう会話をさ、管理本部から各グループ会社に仕掛けていくくらいでないと、管理本部はお役所仕事を言われても仕方ありませんよ。
お役所仕事しか出来ない人は、民間企業には不要なのでありますよ(笑)
さて、私の注目銘柄「2402 アマナホールディングス」(http://amana.jp/)でありますが、株主優待はこちらであります。
保有期間に応じて、
(1)「写真の町」北海道東川町の産地直送の新米 及び
(2)自社取扱い写真コンテンツを用いたオリジナルカレンダーを贈呈
100株以上
保有期間1年未満
(1) 2kg 及び (2)
保有期間1年以上
(1) 4kg 及び (2)
保有期間3年以上
(1) 6kg 及び (2)
長期保有優遇の優待ですので、購入時期への損得感はあまりありませんが、やはり権利確定月に近い時に買えれば、それに越したことはないと思います。
アマナHDは12月決算ですので、今は絶好の買い時かと思います。
配当も1株あたり15円を予定しておりますよ。
税引き前の配当利回りは、3%以上あります。
株式投資は分散投資が基本ですから、このアマナHDも投資先の一つとして、欠かせない銘柄の一つだと、私は思います(笑)