東電、企業向け電気料金２割値上げ検討中

[arama-さん]

東京電力が、工場やオフィスビルなど企業向けの電気料金について２割程度の値上げを検討していることがわかりました。

　関係者によりますと、東京電力が電気料金の値上げを検討しているのは、政府の認可が必要ない、契約電力が５０キロワット以上の「自由化部門」で、規模が大きい工場やオフィスビル、それにホテルやデパートなどが対象です。東電はこの「自由化部門」の料金について２割の値上げを検討していて、およそ５０００億円の採算の改善が見込まれています。

　値上げが実施されれば、製造業をはじめ企業への負担が大きく増えることになりますが、東電の経営状況は悪化が続いているため、東電はさらに、政府の認可が必要な家庭向けの電気料金の値上げを申請する可能性もあるとみられています。