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白い凧天まで昇れ 凧-全国(世界)同時復興・慰霊凧揚げ

白い凧 天まで昇れ 内灘の愛好家団体
仙台発慰霊企画に参加 来年3.11に凧揚げ

 内灘町の日本海内灘砂丘凧(たこ)の会が、来年三月十一日の東日本大震災一年に合わせて宮城県の仙台凧の会が呼び掛けている「凧・絆プロジェクト-全国(世界)同時復興・慰霊凧揚げ」に参加する。統一規格の追悼の白い凧二百枚を震災発生時間に合わせて内灘町で揚げる計画で、凧作りを進めるとともに、当日の参加者を募っている。(山森保)

 内灘砂丘凧の会はこれまで東北の凧揚げに参加する一方、同町の世界の凧の祭典にも各地から参加してもらっている。

 「凧を愛する者として、会員の慰霊の気持ちを伝えたい」と今月九日の臨時役員会で参加を正式に決め、仙台凧の会に連絡した。

 揚げるのは、スルメ天旗と呼ばれる仙台の伝統凧。三十センチ角の和紙を折って作り、絵柄をなくすかわりに、「頑張ろう! 日本 鎮魂祈願」「東日本大震災 復興祈願」と書いた房を左右に垂らす。

 会員が連日十人前後、同町向粟崎二の同会会館に集まり、製作に励んでいる。同町の蓮湖渚公園で揚げた後、参加者に持ち帰ってもらう。

 会員の主婦本郷幸子さん(74)は「被災者の皆さんの幸せを願い、心を込め作っています」。

 相河吉郎会長(76)は「慰霊と復興、子どもたちが心のゆとりをもって、凧揚げを楽しむことができる日を願って取り組みたい」と話している。

 問い合わせは平日午前中に同会館=電076(239)4553=へ。

中日新聞より

 
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20111220/CK2011122002000136.html
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