東京証券取引所は、東証1部・2部の上場の審査基準を来年3月をめどに緩め、直前の決算が赤字だった企業でも上場審査を受け付けるようにするそうです。
株式市場を活性化するねらいで、投資家にとっては投資の対象が広がる半面、損を被る可能性も増えてきそうです。
これまでは、経常利益と税引き前の純利益が、それぞれ直近3年間の合計が6億円以上黒字で、しかも直近の決算がそれぞれ4億円以上の黒字などの条件を満たさないと上場審査の対象とならなかったそうです。
今後は、直近2年間で計5億円以上の経常利益があれば、前年度が赤字であっても審査を受け付けるそうです。
また事業計画などの審査で東証が「安定して利益が出せる」と判断すれば、利益が減る傾向にある企業でも上場できるようにするとのことです。
赤字企業の将来性をどう見るか、投資する側も見る目が必要ですね。