「平均株価1万4000円にトライ」
来週(18~22日)の東京株式相場は平均株価で1万4000円にトライする展開を期待したい。今週(12~15日)は乱高下を繰り返しながらも、買い方が1万3000円の攻防を制し、1万3500円を上回った。第3四半期決算はほぼ一巡。材料にかける中で、全般相場が落ち着いてくれば、改めて好業績の割安株が浮上する。また、3月期末の配当取りの動きから、高利回り銘柄を物色する動きが強まりそうだ。
一方、米国では20日に1月の住宅着工件数が発表される。引き続き、サブプライム(信用度の低い顧客向け)ローン問題で減少が予想されるが、予想通り12月(前月比14.2%減)とほぼ同様の減少率なら、安心感が台頭しそうだ。
また、国内では特に大きな材料はなく、21日の1月貿易統計が予定される程度。週末22日は三井住友海上火災保険など損保の第3四半期決算が予定。損保はサブプライム問題で、米モノライン(金融保証会社)の再保証のうわさもあり、波乱要因になる可能性もある。[株式新聞社編集局]