大修館書店が中学・高校生から募集した「国語辞典に載せたい言葉」(応募総数8万4090語)から民主党政権に関する新語を拾うと、あふれるユーモアの中に適量のスパイスがぴりりと効いているそうです。
例えば、小沢一郎民主党元代表を語源とする【小沢(おざわ)る】の意味は、
(1)裏で牛耳る
(2)子分をたくさんもつ
(3)子分を見捨てて雲隠れする
だそうです。
また、鳩山由紀夫元首相からとった【鳩(はと)る】は、
(1)無責任なことを言う
(2)話すたびに内容が変わる
(3)悪いと思わずにウソをつく
だそうです。
さらに、菅直人前首相に由来する【菅(かん)る】は、
(1)いつまでも同じ地位に居座ろうとする
(2)何もせずにダラダラしている
(3)無意味に粘る
だそうです。
中高生の作品は応募期間が今年5月上旬~9月下旬だったため、現状とはそぐわなくなったものもあるようで、野田佳彦首相をもとにする【野田(のだ)る】は、
(1)泥臭く頑張る
(2)上手にスピーチする
だそうですが、政権発足から100日余がたった現在、首相にはもっと厳しい視線が向けられているようです。
中高生もなかなかよく見ていますね。
他の「国語辞典に載せたい言葉」も見てみたくなりました。