耐震強度偽装事件で詐欺の罪に問われたマンション販売会社「ヒューザー」の元社長、小嶋進被告(58)の裁判で、最高裁判所は12月12日付けで小嶋被告の上告を退ける決定をしました。これで、懲役3年、執行猶予5年とした一審と二審の有罪判決が確定します。
小嶋被告は、マンションの構造計算書が改ざんされたことを知りながら、購入契約者11人から4億円余りの代金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われていました。
一方、構造計算書を偽造した元一級建築士については、2008年に懲役5年の実刑判決が確定しています。(13日18:27)