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情報収集衛星搭載のH2A打ち上げ 「成功率95%」達成

情報収集衛星「レーダー3号機」を搭載したH2Aロケット20号機が、
鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。

情報収集衛星:H2A打ち上げ成功…「成功率95%」達成

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日午前10時21分、政府の情報収集衛星「レーダー3号機」を搭載したH2Aロケット20号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。21分後、衛星を分離し、予定の軌道に投入したことを確認。打ち上げは成功した。

 H2A1号機の打ち上げは01年。今回の成功で、03年の6号機を除き19機が成功したことになり、ロケットの信頼性の目安とされる成功率95%を達成。「打ち上げビジネス」確立へ向けた一つの節目をクリアした

 レーダー3号機の開発費用は約400億円。詳細な性能は非公表だが、地上にある1メートルの物体を識別できるとされ、2号機より性能が向上した。打ち上げ費用は約100億円。【村尾哲】

鹿児島県種子島で12日、政府の情報収集衛星を載せたH2Aロケット20号機が打ち上げられた。打ち上げの様子が見える展望所には約700人の観客が詰めかけ、成功を祈った

 打ち上げ時刻の午前10時21分が近づくと、南種子町の長谷展望公園では集まった人々が声を出して「3、2、1」とカウントダウン。直後にロケットはオレンジ色の炎を出しながら轟音(ごうおん)を上げて飛び立ち、1、2分後には白い煙を残して空に吸い込まれていった。見守った人たちからは拍手や歓声が上がり、無事打ち上がったことにほっとした表情を見せる人もいた。

 「音を出して飛ぶところが好き」と友人や家族と見に来ていた南種子町の幼稚園児、尾之上ゆめちゃん(6)は興奮した面もち。一緒に来ていた友達の市来隼大郎君(6)は、宇宙に向かうロケットに「宇宙を見てきてね」と大きな声で呼びかけ、手をふった。

 宇宙に近い島と呼ばれる種子島には、全国から宇宙に関心がある子どもたちが「宇宙留学」として来て、学んでいる。長谷展望公園には町立島間小に宇宙留学している6人も来ていた。

 小学4年の海老沢元君(10)と山岡三喜君(10)は、4月に神奈川県から島に来た。2人は「迫力があった。感動した」と声をそろえ、「宇宙飛行士になる」「JAXA(宇宙航空研究開発機構)のプロジェクトチームリーダーになる」という夢をますます強くした。

 ロケットの製造に携わった人々も見守った。エンジン部分の組み立てに携わった菅原亮さん(33)と河田俊さん(27)は1時間前から待っていた。「やれることはやった。待ち遠しかった」。2人は「小さい子どもたちが喜んでいる姿を見るとうれしい。これだけの人が注目していると思うと誇りに感じる」と話した。(柏原愛)


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