オリンパスの監査を担当する新日本監査法人は、巨額の損失隠しについて「オリンパスが開示して初めて認識した」と発表しました。
「11月8日、オリンパス社によって過去の損失先送りに関する適時開示があった。この時点で初めて過去の損失先送りを認識した」(新日本監査法人 荒尾泰則 経営専務理事)
新日本監査法人は、2009年からオリンパスの監査を担当していますが、オリンパスで発覚した巨額の損失隠しについて、会社が明らかにするまで認識していなかったと発表しました。
新日本監査法人が設置した検証委員会は、オリンパスが企業買収した際の費用や、前任の監査法人からの引き継ぎが適正だったかなど調査を進める方針です。(12日13:28)