この間の有り余る余暇を利用して読んだ本の一つが,これである。
随分高い世評に違わぬ,良質の内容である。
論点は多々あろうが,私が学んだのは,末端の投資家がいかに食い物にされるか,という実態である。往時にしても今日の日本にしても,事情は基本的に変わらないだろう。いやむしろ,マスメディアやネットの発達に伴い,食わせ物の情報が流れるチャンネルは格段に増えていると判断すべきだろう。
端的に言って,「オススメ銘柄」などを無批判的に追いかけているとろくなことにはならない,間違いなくネギ鴨志願特攻兵になるということを,KAMEKO師のお教えとはまた別のコンテクストで教わった。