オリンパスは第三者委員会が調査結果を公表したことを受けて、損失隠しなどの一連の問題について改めて謝罪しました。そのうえで、早ければ2月の臨時株主総会で今の経営陣が退陣する可能性があることを明らかにしました。
「原因となった当社のコーポレートガバナンスの欠陥についても厳しいご指摘を受けています。深くおわび申し上げます」(オリンパス・高山修一社長)
オリンパスは都内で会見を開き、6日に第三者委員会が提出した調査報告書の内容を説明したうえで、損失隠しなど一連の問題に対して改めて謝罪しました。
高山社長は、問題を明確にするため「責任調査委員会」を社内に設置し、退任した役員らに対する損害賠償の請求を年明けまでに検討するほか、早ければ2月にも臨時株主総会を開き今の経営陣が退陣する可能性があるという考えを明らかにしました。
一方、問題に関与した旧経営陣に対する刑事告発については「現在、検討している」と説明しています。(07日17:18)