なにも特別な事件ではない。
オリンパスの大騒動は日本では20年前日常茶飯事だったし、米国でもSOX法が施行されるまではエンロン事件のように監査法人と企業がグルになって投資家を欺く粉飾情報を公表していたわけだ。
なにをそんなにメディアは騒ぐのか。暇だなあ。
喜ぶのは投機家だ。
おっとこのみんかぶで頑張っているみなさんのことではない。
株価が乱高下し、信用倍率が接近し、売り残買い残が増えてくればおのずと投機バリューが高まり、投資バリューが引っ込む。これは過去の仕手株とおなじ理屈。
いたずらにマスコミが騒ぐことが市場を壊していることにまだ気がつかないとみえる。
バカだねえ。
もっとバカなのは企業統治の仕組みを正す大切さをほとんど伝えていないこと。
つまり取締役と社業を委託される執行役員の分離だ。
だがマスコミ自体、取締役と執行役員を兼務しているところが大半。
たとえが悪いかもしれないけど、東京電力が関西電力に対して「原発の管理をきちんとしろ!」とは言えないように企業統治の統治すらできない大手マスコミが偉そうに言えるわけないのである。
ま、そんなことより、みんかぶのみなさんはオリンパスでひともうけ、ふたもうけしましょ。