新年を迎える準備…といっても、大した事はしないのですが、
私の中で毎年の行事となっているもの…
大掃除でも年越しそばでもありません。
それは年賀状の作成。
最近は、パソコンでデザインを決め、
表の宛名もパパッと印刷しちゃうのが一般的でしょうか。
(いや、メールやネットでの年賀メッセージで済ませちゃう場合が主流かな?)
年賀状ソフトといえば、
富士ソフト(9749)の「筆ぐるめ」、
ソースネクスト(4344)の「筆王」、
ジャストシステム(4686)の「楽々はがき」、
クレオ(9698)の「筆まめ」、
などなど、各社から販売されています。
この時期になると、家電量販店のPCソフト棚が年賀状ソフトをPRしていますよね。
(某社の年賀状ソフトに収録された絵が酷いとう話が
一時期 話題に上がりましたが、今はどうなんでしょうね?)
そんな時流の中で、皆さんご存知の通りアナログ人間な(?)私は、
絵は版画を彫って作っています。
…ま、宛名は大抵プリンタで印刷しちゃってますけど(^^;)
しかし、ここにきてアナログ人間の頭を悩ます問題が…
そう。今のご時勢、年賀状用に版画なんて彫る人は少ないため、
文房具屋さんが版画用のゴム版を置いていないんですよね、なかなか(汗)
そういえば、以前は年賀状の定番だったプリントゴッコは、
本体が生産終了しちゃったし。
ま、なんやかんやで何とか見つけてゴム版を手に入れたのですが、
来年・再来年も手に入るか否か?
買い溜めしておいても、よく行方不明になっちゃうのですよね(笑)
新しいものが登場し、定着すると、
それと同時に古いものが押し出されるケースがままあります。
もちろん、何十年、何百年という伝統が行き続ける物も多くありますが、
人間だけでなく、文化の許容量というものも、
どうやら無尽蔵にはないようです。
ノスタルジーを感じてもどうしようもないので、
むしろ忘れ去られた物を温故知新で掘り起こしてみる楽しさを
見出してはいかがでしょう?
来年は辰。
好きな題材ですが、
それと同時に答えがない故に作り手の創作性に委ねられる、
頭を悩ます存在でもあります。
天を仰ぎ、正に昇らんとする姿。
像は決まった。
肩こりに悩みながら、進めなければ。
(少なくとも、来年になる前に仕上がるように…(笑))