昨晩14日のNYは、バーナンキ証言やモノラインの格付け引き下げを受けて、反落。175ドル安の12376ドル。日足の基準線12283はまもっているものの、転換線12418をあっさり割り込んでしまった。これが戻しの限界だとすると、先の戻り高値にはまったくとどかず、戻りの高値を結んだ下降トレンドラインでちょうどはねかえされた形になっている。リズムとしては下を見にゆくことになるだろうが、直近の安値12069を支えられるかどうかが見どころだろ。しかし先の小売売上の数字にたいする評価も冷めているようだし、経済指標はどれも悪い。長期的には月足基準線12429を回復できないと、数年来の上げ相場は終焉を宣告されかねない状況だ。
為替はアメリカ景気後退観測が弱まったことで108円まで戻していたが、結局107円になってしまっている。
日経平均は、昨日は558円もあげて13626円まで上昇した。水準としては日足転換線、基準線を一気に突き抜けている。しかし内容は、結局アメリカ株と為替に反応しているので、戻りは浅いのではないだろうか。月足全体は、基準線、転換線を大きくわってちょうど雲の上限の攻防になっているところであり、ここらで止まる感じではあるが、だからといって上にあげてゆく元気もなさそうだ。