中国政府が金融緩和に乗り出したそうです(※1)
おそらく欧州債券危機による景気低迷リスクへの対応ですが、
ある事を思い出しました。
それは、中国の不動産バブル崩壊です(※2)
以前まで中国は不動産は加熱していましたが、
ここにきてバブル崩壊、11月時点では3ヶ月連続で下落しているとの情報もあります。
まだ中国政府は不動産に対する緩和措置をとっていないようですが、
資産効果が逆に働く状況には注意が必要です。(※3)
なぜなら日本のバブルとその崩壊も、アメリカのサブプライムローンも、
つまるところこの逆資産効果が尾を引くため、
景気回復に遅れが生じたのです。
中国の不動産に関しては、まだ対処する時期ではないのかもしれませんが、
今後の成り行きに注目ですね。
蛇足的追記(^^;)
SankeiBizの記事の最後のほうにある
>経済的余裕がなくても持ち家を手に入れないと、皆に相手にされなくなる
って….う~ん、中国の方って、家に対する意識が強いのですね。
「男は家を持っていないとね!」っていう中国人女性の意見もあるそうですが、
一人っ子政策の歪みか否か(汗)
※1(PCサイト)JBPressより
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/31337
※2(PCサイト)SankeiBizより
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111203/mcb1112030503014-n1.htm
※3
つまりは、
土地・建物が上がる
→資産が増える
→消費が増える
というのが通常の資産効果。
逆の資産効果は、
土地・建物が下がる
→ローンに追加で資産や財産の提供を迫られる(もしくは不動産を手放す)
→消費が減る
という状況。