カルビーは2日、今月7日の開店を予定している東京・原宿のアンテナショップ「カルビープラス」を報道陣に公開した。京都市、新千歳空港内に次ぐ3店目で、関東では初出店。揚げたてのポテトチップスをその場で食べられるコーナーを設けるのが特徴だ。消費者との接点を増やすことで、同社商品のファンを拡大するほか、今後の商品開発に生かす。
新店舗は、若者や観光客が集まる原宿の竹下通りに設置。北海道や九州などの地域限定商品や、一般に売り出す前に先行発売される商品も並べる。食品は約30点、キャラクターなどのグッズ約20点を販売。また、これまでは工場見学時しか食べられなかった揚げたてのポテトチップスも楽しめる。2つのサイズがあり、価格は300円前後。
同社イノベーション開発事業部の小堀兼裕事業部長は、「お客さまと直接交わる場所として重要で、全国に十数店舗まで増やしたい」と述べた。具体的には店内で試食を行って感想を聞いたり、アンケート用紙を置いて意見を集めることを検討。商品開発に生かし、「将来的には会社の成長に貢献させたい」(小堀事業部長)としている。