がん発症率「ゴールデン・レトリバー」1位

AAI Fundさん
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犬の種類によって、がんのなりやすさに違いがあることが、ペット保険大手のアニコム損害保険(東京都新宿区)の調べで分かった。ゴールデン・レトリバーでは15%以上が、がんなどの腫瘍疾患を発症。同社では「早期発見・早期治療」のため、ペットに定期的な検診を受けさせるよう呼びかけている。

 平成20年度に契約した21万7150頭のうち、皮膚がんや悪性リンパ腫などの腫瘍疾患(良性を含む)治療で保険金請求のあった7463頭について調べた。

 それによると、発症率はゴールデン・レトリバーが15・4%と最も高く、パグ(11・8%)、ラブラドール・レトリバー(11・6%)が続いた。「交配によって犬種が作られる過程で、がんになりやすい遺伝子を持った可能性がある」(同社)という。

 一方、パピヨン(2・5%)、チワワ(2・9%)、ポメラニアン(3・1%)などは発症率が低かった。

 人間と同様、犬も加齢とともにがんの発症率が上昇。7歳(人間の40代後半に相当)では10・1%、10歳(同50代後半)では17・5%が発症していた。
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