重文の仏像一時不明、元住職借金で競売

arama-さん

 京都市内にある天台宗の寺が、元住職の借金のために競売にかけられ、重要文化財の仏像が一時所在不明になっていたことがわかりました。

 京都市上京区にある天皇家ゆかりの天台宗・般舟院では今年6月、元住職(71)の借金返済のため、寺の土地や本堂などが競売にかけられ、北海道の不動産会社がおよそ1億3000万円で落札しました。

 その後、所蔵していた重要文化財の仏像2体、平安時代の「木造不動明王坐像」などの所在がわからなくなり、京都府警が今年9月、元住職の知人の家を捜索して仏像を発見、現在は別の寺院に安置されています。

 元住職には1億円以上の借金があったということで、天台宗はすでに元住職の僧籍を剥奪しています。警察は、元住職が仏像の流出に関わったとみて調べています。

 
arama-さんのブログ一覧