イタリア・ベルギー国債の利回り上昇、独連邦債先物売られる

[faichiさん]

［ロンドン　２５日　ロイター］　イタリアの２年債利回りが８％を超え、ユーロ導入後の最高水準を更新した。欧州中銀（ＥＣＢ）が流通市場で国債を買い入れたが、短期債入札がさえない結果となったことで上昇に拍車がかかった。

　イタリア国債の他の年限も上昇している。

　ベルギー１０年国債のドイツ連邦債に対する利回りスプレッドも拡大し３６８ベーシスポイント（ｂｐ）となった。

　独連邦債先物FGBLc1は６０ティック安の１３４．４５。米感謝祭後で商いは薄い。

　ベルギー国債のクレジット・デフォルト・スワップ（ＣＤＳ）は１４ｂｐ拡大し過去最大の４０７ｂｐとなった。

　あるトレーダーは「ベルギー国債もＥＣＢの買い入れ対象になるだろう。利回りが６％となるのは必至だ」と述べた。

　２８日に入札を控えているベルギー１０年国債BE10YT=TWEB利回りは６ｂｐ上昇し５．８２％。