オリンパスは、損失隠しなど一連の問題で株価下落によって損失を受けたとして、アメリカの個人株主がオリンパスと歴代社長3人を相手取り、損害賠償を求めてアメリカの裁判所に集団訴訟を起こしたと発表しました。
オリンパスによりますと、原告は非上場の株式を証券化したアメリカのADR(アメリカ預託証券)を保有する個人株主です。この株主は損失隠しの発覚以降、大幅に価格が下落したことで損失を受けたとして、オリンパスと高山社長、辞任した菊川前会長やウッドフォード元社長の歴代3人の社長を相手取り、ペンシルバニア州の連邦裁判所に損害賠償を求める訴えを起こしたということです。
原告は過去5年にADRを購入したすべての株主を代表して提訴しているとしていますが、請求額の総額は明らかになっていません。
これについて、オリンパスは「原告の請求に対し、今後、適切に対応していく」としています