優れる保湿性 化粧品に適用
ひざ、ひじ、腰などの痛み対策で知られる成分、コンドロイチンの隠れた力が広がり始めた。ひざ痛のため、医院で注射を打ってもらっていた女性が「最近、肌がきれいになりましたね」と美容師に言われるなど、予想外の“プレゼント”を喜ぶ声が次々と寄せられている。飲むサプリも増えつつある。この成分、美容の世界でも今後、さらに注目を集めそうだ。(川村達哉)
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正式名称は「コンドロイチン硫酸」。動物の体内に元来ある成分だ。軟骨、皮膚、角膜、脳などにあって潤滑油として機能し、また軟骨のクッション作用や肌の保湿作用もあるという。昭和30年ごろには医薬品として認可された。食品ではオクラ、納豆、ヤマイモなどに含まれ、サメの軟骨から抽出したサプリも多く市販されている。
「主に注射液として歴史があります。関節の弾力を保つので、ひざ、腰、肩に注射をしています。その患者さんの中で、『肌がつるつるになった』『乾燥肌だが今年は大丈夫』という人は少なくありません。美容の専門ではないので詳しくは分かりませんが、コンドロイチンには不思議な力がありそうです」。医学博士で「ふるたクリニック」(川崎市、内科・外科)院長、古田一徳さんは話す。
従来は“脇役”
美容を科学するビューティサイエンティスト、岡部美代治さんは、大手化粧品会社の研究所などでの経験からこう語る。
「ヒアルロン酸が先に注目されたのはバイオテクノロジーの盛り上がりに乗って、安価に使えるようになったからです。コンドロイチンは35年ほど前から『肌にいい』といわれ、化粧品にもなったのですが、当時は高価な物で一般にはあまり知られなかった。両方を合わせて使えばさらにいいでしょう。“脇役”だったコンドロイチンに着目することは大切です」
この両者の成分にはそれぞれ役割がある。城西大学薬学部が、コンドロイチンとヒアルロン酸をそれぞれ皮膚に塗布して、水分保持量を時間の経過に沿って調査。皮膚の水分量が多いほど電気を通すので、通電量(コンダクタンス)を比較した。
塗布から30分後はヒアルロン酸が高い数値を示したが、120分後以降はコンドロイチンが逆転した。瞬発力と持久力の違いだ。
冬の乾燥対策
このコンドロイチンに着目したのが、イオナ インターナショナルだ。今秋、原点であるスキンケアの新商品「イオナ エフ」を発表した。ソープ、ローション、クリームの3ステップで美肌づくりを提案する。
「コンドロイチンは3年前、ゼリア新薬工業のグループに入って以来、基礎化粧品への適用を検討してきました。肌にもいいことが明確に分かり、その生成を助け合うイオンとの作用を研究しました。特にクリームは3種あり、機能ではなく、『みずみずしい』『しっとり』『こくのある』という質感で表現。使用感で選ばれるお客さまは多いですから」。イオナ営業企画部の上野幹也さんと西崎清美さんは言う。
さまざまな広がりを見せるコンドロイチン。いよいよ季節は本格的な冬に。お肌の乾燥対策にもバリエーションが増えそうだ。
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