フランス格下げの噂が出てユーロ安株安に8500円割れ
2011年11月16日
昼過ぎに急落したユーロや株価、いずれ戻るだろうが、噂でここまでとは。今度は狼少年でないかもしれない。
[東京 16日 ロイター] 16日の東京市場ではフランス国債の格下げのうわさが
流れ、株安と金利低下が進んだ。一方、米国ではマクロ経済指標が底堅さをみせながらも、
追加金融緩和期待が並存している。欧州債務危機懸念が相反する2つを結び付けており、
欧州や日本の株価がさえない半面で米株は堅調だ。政策を据え置いた日銀にも追加緩和期
待は残っているが、欧州でも追加緩和観測は強いことから円高が緩やかに進行し日本株を
圧迫している。
<ユーロ売りは新たな段階との声も>
出所は明らかでないが、フランス国債の格下げのうわさが昼過ぎに流れ、ユーロは一時
1.3437ドル付近まで軟化。TOPIX.TOPXも年初来安値を割り込み2009年
3月以来の水準まで下落した。仏国債に関しては、米格付け会社スタンダード・アンド・
プアーズが10日、一部の顧客に対して仏国債の格付けが変更されたとのメッセージを誤
って流したことで、マーケットが過敏になっている。
仮にフランス国債が最上格を失えば、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)債にも
影響が出る。格下げや融資能力の低下で、現在、欧州債務問題に対応すべく具体化を進め
ている危機対応策がとん挫するおそれも強まるため、その影響はフランス一国にとどまら
ない。
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仏格下げのうわさで株安・金利低下、米は堅調経済と緩和期待が並存
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Nikkei 225
8,463.16
-78.77
-0.92%
Hang Seng
18,806.77
-541.67
-2.80%
Straits Times
2,777.70
-33.88
-1.21%
市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 期近 99.37 -0.78
NYMEX金先物 12月限 1782.2 -16.6
NYMEXプラチナ先物 1月限 1642.7 -25.4
NYMEXガソリン 期近 2.5857 -0.0038
外国為替市場 主要通貨 対円レート
米 ドル (USD) 77.000000
ユーロ (EUR) 103.550003
英 ポンド (GBP) 121.389999
オーストラリア ドル (AUD) 77.540001
ニュージーランド ドル (NZD) 58.779999
カナダ ドル (CAD) 74.930000
スイス フラン (CHF) 83.680000
中国 元 (CNY) 12.127083
(ロイターより抜粋)
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