バフェット効果で反転なるか

昨晩2月12日のNYは、バフェット氏がモノラインの救済のために再保険に資金を提供するといううわさが広がったということで、133.4ドルあげて12373ドル。日足基準線を回復した。もっとも戻り高値は12767で、まだ400ドルも上だし、週足では基準線よりも下にある転換線が12599、雲の下限が12641で、なお相当に距離がある。下降トレンドからの転換を確認するには、かなりしんぼうがいりそうだ。
 一方では保険会社にも証券化商品の格下げで損失が膨らんでいるといわれており、実体経済への影響がでているかぎり、金融不安が少しやわらいだだけでは、投資家の意欲がどれくらい続くかはわからない。もうすぐでる小売の指標もかなりわるそうだし、なにより住宅市場が落ち着かないと、底がみえた感じがしないだろう。G7は、政策当局の無為無策ぶりを世界にさらした感じであり、今後徐々に失望がまたつよまってくるのではないか。
 為替は現時点では、バフェット効果で107円に戻しているようだ。ただ日足の一目では、基準線がほぼ垂直に急降下している局面にあってこれに逆らって円安になるにはかなりの勢いが必要だし、週足の転換線(基準線より下)は110円近辺でかなりの距離がある。不気味に円高に振れなかっただけに、予測はむつかしいものの、バフェット効果だけで円高トレンドを転換できるか、いささか疑問だ。
 さて日経平均は小動き。4円あがったとはいうものの、チャートをみると勢いなく、どうもずるずるさげてゆく感じになっている。でもバフェットさん日本でも有名だから、今日はバフェットだのみであげるかもしれない。でもいつまでつづくか。せめて日足転換線13436ぐらいまでは回復してもらって、日足だけでも明るい雰囲気がほしいものだが。
 
映画ずきのしんちゃんさんのブログ一覧