イタリア情勢好転も日経平均は膠着ムード

りんたんさん
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225先物は高値8670円、安値8600円で終値8620円。今日は30円という極狭のイニシャルレンジを下にブレイクし午後には8600円まで上げ幅を縮小したものの、25304枚という非常に少ない出来高では方向感も乏しくまさに膠着。イタリアで財政緊縮案が可決されモンティ新首相誕生と、センチメント改善の好材料が多く飛び出したとはいえ、それをすっかり信じて買いあがってよいものか?という疑問がまさにマーケット参加者共通の認識なのでは。実際、さきほど始まった夜間取引でも取引は閑散そのもの。ここから上に傾けたところで日経平均が8800円付近で上値が重くなると思われ、かといって再び反落に賭けるほど欧米の楽観ムードが短期間で終了するかはなんともいえないところ。ということで、日中引け間際ダウ先物がやや弱含み推移していたこともあり、ポジション全体ではわずかにデルタマイナスに傾けたままにしました。前回の記事で「気になる材料」と書いたのは、まずは明日19時発表のユーロ圏7-9GDP速報値。事前予想のコンセンサスは+0.2%ながら、場合によってはこれがマイナスになりリセッション懸念が意識される可能性があるのでは。さらに、今月中には9月末時点のデータをもとにした欧州銀行の必要資本調達額のアップデートが欧州銀行監督機構から発表される予定。イタリアやフランスの国債価格の下落を考慮すると、新しいデータの下では6月時点のデータに基づく必要額1064億ユーロを上回ってくると思われ、そこで再びショック反応が起こる可能性があるのでは。もっとも、例えば本日予定されるイタリア5年国債入札が順調に終わればリスクテイクの後押しになる可能性もあり、今からバッドシナリオばかり意識しても仕方ないわけで、上がっていくようなら警戒しつつもついていくしかないのかも。
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