イタリア首相辞任、大統領による新首相の任命の可能性、ギリシャの大連立政権の誕生により、ユーロが買い戻される。
ドルは、介入効果が薄れたのか、78円を割り込むと、77円まで一気に下落。全般的に、ドルが売られた。
世界各国が、金融緩和政策に転じたため、金が買われた。原油も上がっているが、おそらく、これは景気云々よりも、緩和政策によるものかと考えている。大インフレ時代の到来？というところか。
いま、為替相場をみていると、ユーロを売りに行くよりも、豪ドルを売りに行くほうが、おそらく利益がとれるのではないかと考えている。
株式市場は、オリンパス、大王製紙が監理銘柄に指定された。イマイチ日経平均の上げが悪いように思える。東電、オリンパス、大王製紙と株価が暴落。その他の銘柄も、いくつかの銘柄を除き、個人が、信用で買い向かっているようであり、結果として、含み損が生じ、塩漬け状態になっていると考えられる。さらに、日銀の小出しの量的緩和政策。これでは、振るいたくとも振るえない、その結果が、日経平均が8500円である。
＜為替相場＞
ドル円 75.80～77.50
ユーロ円 104.20～106.80
ユーロドル 1.3550～1.3850
イギリス、アメリカの指標が多くでるので、ポンドとドルとが動きそうであるが、指標で動かず、結果として、ドル安になりそうである（先週は、円が安くなると思っていたのであるが、結局、ドル円が78円を割るとあっさりと77円前半までドルが下落。78円の買いざさえが消えたためのようである）。
おそらく、年末なので、そろそろ、ユーロの買戻しが出ているのだろう。突然、ユーロが強くなり、1.3800ぐらいになると、ぴたりと止まり、しばらく横ばいになり、じわじわ弱含み始め、突然、悪材料に反応。一気に下落。そのまま、下抜けるかと思うと、その逆が起こる。つまり、ユーロを売り買いするなら、短期で勝負する必要があり、あまりよくばれないということである。
ウシ象は、豪ドルの取引に切り替えることにしました。相場が、リスク回避的状態になると思えば、豪ドルを売りに行くのである。
ユーロポンドを見ていると、1.7000ぐらいである。現在、ユーロポンドは、レンジで動いている。1.2～1.7である。つまり、ポンド高の上限である。
さまざまな要因で、ユーロが買い戻されているのではないか？
イタリア、ギリシャの国民の政府への批判は、その為政者に対する批判ではなく、結局は、その福祉切り下げなどに対する不満である。
財政が悪化しているから、不満に思い、緊縮財政で大ナタを振るってくださいと言って、暴れているわけではないのである。ここは注意する必要あり。
与党第一党の自由国民は、イタリア大統領の選んだ首相ではなく、与党内から首相を選任したいようである。解散総選挙となれば、政治の空白ができてしまうので、注意が必要である。
＜株式市場＞
日経平均 8350～8750
さすがに、月曜は上げてくるかと考えているが、市場が開くまで、ユーロが強いままであるかどうかが問題である。
上値は重そうであるが、弱気な予想がチラホラ出てきているので、そろそろ、上げか？
ダウやユーロ圏の株が上がっているのに、日経平均だけは、株価が上がらない状態である。やはり、年末まで、8200～9200ぐらいのレンジで動きそうである。
割安、配当あり銘柄を少し買っているが、基本は、戻り待ち売りと考えているので、ほんとうの長期で持っている。
泥鰌内閣閣僚ニックネーム
首相 ニックネームは泥鰌 「見かけは泥鰌でも、気分は錦鯉」
財務相 ニックネームはアホ 為替介入８兆円男 「俺は、人々の心に、俺についての記憶を刻みつけたかったんだ。今回の介入、ギネスに乗ります！」
労働厚生大臣 ニックネームはたばこ増税「タバコ増税！」（雇用問題などは考慮に入れないだろうな。もちろん、たばこ増税といえば、なにか、仕事をしているような気分になれる。今日この頃）
防衛大臣 ニックネームは無知 「わたくしは、軍事については素人でございます」
前経済産業大臣 ニックネームは付けちゃうぞ 「放射のうつしてやるぞ！ガォー！」
まだまだ増えそうです。さすがは民主党政権、人材が綺羅星のごとくである。
株価が上がらないのもうなずけるな！
外交下手の日本人が、多国間協議で生き残れるのかな？日本は、第二次世界大戦で、ソ連の参戦についての情報を全くとることができず、ソ連の当局者から、三戦当日に、言い渡されたという伝統がある国である（確か、日本は、終戦の交渉を、ソ連を仲介にして行おうとしていた。その理由のひとつが、スターリンが西郷隆盛と似ているからというものがあった）。
