為替予想
2011年11月13日
ギリシャ問題解決も、イタリアが問題に。世界中が大慌て、しかし、週末にイタリア国債が1年もの入札で予定額が購入でき、ギリシャにパパデモス首相の登場で落ち着き、株もユーロも戻した。次回の融資も程なく終わるであろう、IMFの監視下のもとイタリアは財政再建が進むか、疑問視されている。しかし、新政権が発足し、ひとまず落ち着きを見せそうだ。欧州の銀行セクターは相当痛むだろう。イタリア:2.2兆ユーロの債務、ギリシャは4700億ユーロの債務と規模が違う。米国は雇用が回復し、リセッション懸念は払拭されそうだ。ドル高の要因が多い。来週の日銀の決定会合で新しい方策はないだろう。
週末の動きからも、日本はやや悪いものの、米国経済が好調になって来て、NYダウも上昇の勢い。円高は進みにくそうだが、投機筋は仕掛けるかもしれない。(Y)
ドル円来週77.00~78.50円3ヶ月74.00~79.00円
ユーロドル来週1.3500~1.3900ドル3ヶ月1.3000~1.4500ドル
ユーロ円104.50~108.00円3ヶ月98.00~115.00円
掲載日:2011-11-12 発表元:三井住友銀行