さらに私が副業を勧める理由として挙げるのが
収入を増やすのが今の時代、本当に難しいからです。
高給である年収のラインとして年収1,000万円を例に、
お伝えさせていただきます。
出所により職業別の年収には、多少の差がありますが
弁護士 1,271万円
医師 1,141万円
パイロット 1,136万円
大学教授 1,114万円
が、平均で年収1,000万円を超えています。
高い収入の仕事は、いずれも、簡単にできる仕事ではない
ことが理解できると思います。
パイロット・医者なんかその最たるものです。
高収入の世界では、その職業で大成するまでの
先行投資と時間がものすごく必要です。
憧れのパイロットになるまでは最低5年はかかります。
ただし5年というのは副操縦士になるまでの平均年数で、
実際に機長となるには平均15年かかると言われています。
副操縦士までの5年も決して平坦な道のりではありません。
筆記、面接、心理適性検査、管理職面接、飛行適性検査、
英会話、集団討論、身体検査など試験項目は多彩で、
6次試験全てにパスしなければなりません。
さらに、その間に国家資格である事業用操縦士などの免許、
米国で単発エンジンや双発エンジンの操縦を身につけ、
大型機のライセンスを取得しなければなりません。
こうして全ての項目にパスした人間のみ副操縦士として
実際に乗務することができます。
医師になるのは当然、医学部受験という超難関試験を
合格する必要がありますし、6年間の学費も留年せず
ストレートで卒業できた場合、
国公立大学では平均で約350万円、私立大学で約2240万円
という統計が出ています。
歯科医の開業資金が5,000万円かかるという話を聞いた
ことがありますが、開業医の場合、さらに資金が必要と
なるでしょう。
このように、高給を取るためには、人が一生をかけて
取り組むほど大変な課題です。
ですから、収入を上げることよりも、まずは倹約、その次に
運用利回りを上げることに力を入れてみてください。