直近の統計によると、外国為替証拠金(FX)取引の市場が拡大し続けており、投資家がFX会社に差し入れる証拠金の残高が初めて1兆円を突破したとのことです。現在、証拠金倍率は上限25倍と設定されていますが、実際に投資家が取引する際の平均的な証拠金倍率は5〜6倍程度と言われており、先ほどの証拠金残高1兆円をベースに計算すると、FX市場は、ざっくりと見積もって、約6兆円もの規模となります。実は、日本の居住者による外貨預金残高は7月末時点で5兆7千億円とされることから、この「6兆円というFX市場の規模」は、実質的には...